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あと一週間弱

今日も暑い魚沼です。
いよいよお盆まで、あと一週間弱となり、茅葺き職人体験プロジェクトも大詰めになってきました。
肌で感じた茅葺きをいつまでも忘れないと思います。
私の身体の中に残り続ける、この時をしっかり味わいつくしたいです。

ベテラン古川さんは簾?をご自分で作れるそうです。手仕事日本ここにありです。女性職人さんの鏡です。

みほさんは笑った顔がとびきり美しい若手です。シャイで地道に粘り強く仕事をします。

いおりさんは倅と10歳位違いで可愛いんですが、びっくな人です。ジュウハチモンはあるんでないか?と思われますが、新婚さんです。頑張り屋さんです。
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by akikomichi | 2016-08-08 18:27 | Comments(0)

『茅葺の村』

茅葺の村に行ってきた。

山奥にある、今は暑いさなかの村だ。

一つは閑散として人が生きて静かに暮らす村。

村の入り口に、茅葺の水車小屋があった。

茅葺にも、いろいろある。水車小屋であったり、仏さんを祀る茅葺であったり、大桃のような神社の舞台であったり、人が暮らしていく上で、茅葺はいつもそこにあったのだ。

小さな茅葺の屋根に守られた仏さんの真向かいに、無人販売所に無造作に野菜が置かれていた。

人がまばらに村に入ってくると、村に住む女性なのだろうか、おもむろにどこかから出てきて、野菜の補充などをしだした。


今日は暑いですね。


お互いに、本当のことを話しながら、そこにある野菜に目を走らせた。


とうもろこしは、もう無くなったみたいだけど、ここにあるものは一袋百円です。


おかっぱでモンペ風の服を着ている女性が言う。


量の割に安いので、サヤエンドウとジャガイモを買う。

坊ちゃんかぼちゃもキュウリもあったが、茅葺職人のインターンで手伝っている茅葺保管倉庫近くに住んでいる息子さんが射撃のオリンピック選手だという方に頂いたので買わなかった。

そういえば、すでに開催されているリオオリンピックでは、柔道が銅、水泳が金、銅を立て続けに取ったというが、リオも暑いのだろうか。

そんなことを漠然と思いめぐらしながら、坊ちゃんかぼちゃの太陽をたくさん浴びたであろうゴツゴツとした深い緑の皮を眺めていた。

おかっぱの女性が、


もうすこし奥に行くと薬師堂がありますよ。行ってみたらいい。


と言って、村の女の人が二、三人で静かに話している寄りあいの中に、


暑いねえ。


と言いながら、入っていった。

私は、薬師堂を目指して、暑い道の上を歩いた。

どこからきたのかよくわからない親子連れの母親も細くて長い石段を登ってきていた。

登りつめると、薬師堂があり、そこから村が見渡せた。

あのおかっぱの人は、この村を一目で見渡せる場所を知らせてくれたのだった。

東日本大震災の際、神社のあるところは、こういった高台にあり、そこが流されるか流されなかったかの分岐点になっていたことが多かったというが、この薬師堂には、村の中よりも緑を含んだ風が心地よく吹いていた。

見渡せば、茅葺の尾根のようにも見える。

曲家の多い前沢の集落であった。




もう一つは活気付いた観光地として生きる茅葺の村、大内宿集落があった。

そこには段々畑のように刈り取られそうな駐車場が幾つかだんだんになってあり、だんだんの下の方から、登ると村まで干上がりそうなくらい暑かった。

冬は、尋ねるのさえ難しくなるであろう村々であったが、夏の暑さは、それほど変わりはなかった。山の上なので照りつける日差しもより多いのかもしれない。


村の入り口には、茅葺の普通に暮らす家があるようであったが、軒先にはぶどう果汁の瓶や自家製の味噌のようなものが置いてあり、半分無人化していた。

草刈機を持った老人が出てきて、今から、裏庭の草でも刈る用意をしているらしかった。

その先には、土の道を挟んで、小川のような水路がちろちろとと両脇に流れ、茅葺の家には土産屋やネギっこ一本で食べるというネギ蕎麦屋などが軒を連ねていた。

茅葺の店には誰もいなくて、黒猫だけが縁側で伸びをしながらごろごろと眠っていたので、なんとはなしに近づいていった。

猫は眠りながらも、片目を開けて、こちらを一瞥するとまた、何事もなかったように、今度は丸まって眠り始めた。

ふと見ると、説明書きがしてあり、そこにイザベラバードが宿泊したと書かれていた。

柏崎で、そういう話を聞いたことがあったが、どこの村に宿泊したかは、はっきりとしなかったのであるが、その宿とされた村が、この村の、この黒猫が眠っている茅葺の家だったのである。

誰もいないと思っていた店先に、女主人であろうか、いつの間にか座って、じっとしていた。

ここの方々は自然と、風のように、そこに来る。


あの、こちらにイザベラバードが泊まったのですね。


私は、女主人に書いてあるままのことを聞いた。


ええ、そうなんですよ。明治時代にね。一泊だけされたって聞いています。


イザベラバードさんは一人で来たのですか。


確か、書生さんを連れていたって、ええ、通訳のために「いとう」という書生を。


何才くらいだったんですかね。


そうねえ、47才くらいだったらしいですよ。馬に乗ってねえ。


イザベラバードも通訳を連れてはいたが、ほぼ同い年で、しかもほぼ単身でここを訪れていたということである。しかも馬に乗って。


急に、イザベラバードが近くなった気がした。


イザベラバードは、横浜あたりから日本に入って、ここまで来たんですかね。


そうらしいですが。横浜から、日光、ここにきて、会津若松にはなぜか立ち寄っておられんの。そのわけもわかるけどねえ。その頃はまだ会津の戦さの爪痕がひどかったろうし。それから新潟さいって、北海道まで行ったらしい。

女主人は続けた。

そうそう、イザベラバードが泊まった時に、葡萄酒を飲んでいるのを見て、村の人が生き血を飲んでいると怖がったという話があってねえ。この前、富岡の製紙工場を訪れた時ですよ。同じような話を聞いて、驚いたんですけどね。外国人の技師がやはり葡萄酒を飲んでいたから、女工さんたちが働くのをやめさせようとした親御さんたちがいたっていう話なんですけどねえ。面白いですよねえ。生き血を飲むなんてねえ。

と、女主人は、さも面白そうに話した。


さっき葡萄果汁を見かけたんですが。それとは思わなかったんですかね。


その当時、葡萄があったかどうかもよくわからなかったが、そう聞いてみた。


あったとしても、色が赤くはないんですよ。葡萄色といいますかね。真っ赤じゃない。日本にもドブロクやらの白い酒、透明な清酒はあったんですがねえ。赤はなかったんですよ。


女主人は、赤にこだわっていた。

黒猫が、傍で気持ちよさそうに伸びをしている。赤い舌がちろっと見えた。


あの黒猫は、名前は何て言うんですか。


ああ、あの子はね、きゅうちゃんって言うんですよ。足が速いんで、きゅうちゃん。オリンピックにも出たあのきゅうちゃんにあやかってねえ。


じゃあ、女の子なんですかね。


そうそう、でももう8歳なんですよ。


老婆の域に達しそうであったが、華奢でまだまだ細く俊敏な漆黒の肢体をしていた。


とち餅をその店で手に入れ、道の行き着く先を見上げれば、やはり、鳥居のようなものがあった。

村を見下ろすところに、神社仏閣祈りの場あり。

踵を返すように、今度は反対側の茅葺の店を探索していると、猫の好きだというマタタビの枝と実が置いてあった。

きゅうちゃんが飛んでこないのは、なれてしまったのか、すでにマタタビにやられて、ゴロゴロしていたのかは定かではなかったが、店番をしているほっかむりをしているばあばさまに聞いてみた。


このマタタビの実はのう、朝採ってきたばかりよお。


ばあばさまが、笑いながら言う。


これをさあ、焼酎につけて飲むのお。わたすう、誰もおらん時に、いっぱいきゅうっと飲むのお。朝と晩、いっぱいづつなあ。もう、これが薬よお。ピンピンしとるよお。


ばあばさまは、美味しそうにきゅうといっぱい飲んだふりをした。

少し、赤ら顔に見えたのは、そのせいなのだろうか。


私もつられて、いっぱいやった気になりながら、やはり朝摘みのミョウガを手に入れて、一個だけマタタビの実をばあばさまにもらってかえった。
by akikomichi | 2016-08-07 16:26 | 詩小説 | Comments(0)

雪が降る街

雪が降る街でデイゲームいつまでもしているようなそんな一角
by akikomichi | 2016-08-07 14:58 | 短歌 | Comments(0)

本気出す魚沼

移住者を増やす方策について話し合う「福山新田山暮らし支援会」のメンバー=魚沼市福山新田
魚沼・福山新田に移住いかが写真あり
20、21日住民企画の体験ツアー

 魚沼市の山あいにある福山新田(旧守門村)の住民が、集落への移住者を増やそうと「福山新田山暮らし支援会」を立ち上げ、20、21の両日に野菜収穫などを体験するツアーを開催する。同会では「自然豊かでいい場所。農業でも何にでも挑戦できる」とPRしている。...
by akikomichi | 2016-08-07 08:52 | 日記 | Comments(0)

献花するキャロライン・ケネディ駐日米大使=3日午前9時30分ごろ、アオーレ長岡
ケネディ米大使 空襲犠牲者に献花写真あり
平和へ貢献 長岡で誓い

 キャロライン・ケネディ駐日米大使は3日午前、長岡市大手通1のアオーレ長岡を訪れ、長岡空襲の犠牲者を悼み献花台に花をささげた。ケネディ大使は報道陣に対し「平和に対する献身の気持ちを新たにする機会になった」と語った。...


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ケネディさんは長岡の花火も見られたそうである。
ちなみにフェニックスと言われる花火の歌は平原さんの美しい歌声のジュピターだそうである。

8月2、3日の長岡空爆で亡くなった方々の魂を慰霊の念が込められている花火大会でもあると、長岡の地元の語り部の方にお聞きしたことがあり、美しい花火を皆で共有しあうことのありがたきことを思う。

少なくとも、今のアメリカの代表の死者に対する態度と、最近の北朝鮮のミサイル発射、中国の8月6日の尖閣への嫌がらせの違いは、人間として、どう生きるべきかを見せていると思われる。

中国はいたずらに周辺諸国を侵略せず、愚かなことはせず、平和に暮らすということを心がけ、全世界がその行いを見ていることに気づいた方がいいと思われるが。
by akikomichi | 2016-08-07 06:45 | 日記 | Comments(0)

マタタビの実

マタタビの実をもらいつつマタタビを続けるような尾瀬道を行く
by akikomichi | 2016-08-06 21:56 | 短歌 | Comments(0)

『大桃の夢舞台』

8月6日。
原爆で亡くなった方々の魂が浮かばれますように。

今日、夏の最中、雪を見た。
かき集められた真夏の雪まつりのための雪。
いつもはもっと白いんだが。
とかつて檜枝岐歌舞伎にも出ていて週末や休みには舞台の説明をしている施設の案内をされている星さんが言った。

茅葺屋根の舞台は人がいないので、物悲しく、がらんどうであった。
8月18日には各地から人が集まるというが年に3演目の上演という。

その後、やはり茅葺の大桃の夢舞台の子供歌舞伎を見た。
こちらは偶然にも、今日、子供歌舞伎を上演するということで、活気がみなぎっていた。
檜枝岐歌舞伎の星さんが、

もうここいらで歌舞伎をするところは三つくらいの座であるとおっしゃっていた。

伝統を守るということは、ただひたすらに、続けるということでもあった。
by akikomichi | 2016-08-06 21:50 | 夢詩  | Comments(0)

ワイルドさいどで

今日の魚沼はやっぱり暑かったです。

午前は茅の保管場所に五十嵐さんと取りに行き茅を100束運搬。
午後はひたすら、ぐし(棟 むね)をクレーンで吊り上げ、取り外した後に残った古い茅の回収に専念しました。

佐藤さんに差し入れしていただいた西瓜を小野川さんがワイルドにのこできってくれ、職人さん方と一緒にいただきました。美味しかったです。
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by akikomichi | 2016-08-05 19:08 | Comments(0)

洗濯物のある茅葺き

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今日は、茅葺きの骨組みの上に被せる簀をとりに行きました。

茅葺きに住んでおられるので、ともに生きている茅葺きと言えます。

洗濯物が干してある茅葺きが、いとしと思いました。

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by akikomichi | 2016-08-04 18:23 | Comments(0)

魚沼と奥会津

今日は青空のご主人の森田さんが手掛けておられるハーブ香園を拝見し、その後、奥会津まで案内していただきました。

ハーブ香園は6月頃がラベンダーが咲き誇っていたということですが、まだ残り香があり、堪能させていただきました。

展望台からみる魚沼や奥会津は濃い緑に染められ、空気もまた澄んだ濃さがありました。

全国から集まった織姫様がたくさんいるという昭和村の方にも足を運び、からむしの織物を見せていただきました。
夏に向いているからむしの着物が、天女の羽衣のように飾ってありました。

只見にも立ち寄りながら、漫画を寄贈すれば、土地を分けてくれるという企画もあるそうで、魚沼を始め、色々な人を呼び寄せることを考えてらっしゃる地道な努力を垣間見させていただきました。

漫画館があるということでしたが、今日はお休みで、拝見できませんでした。また今度、訪ねてみようと思います。
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by akikomichi | 2016-08-03 22:05 | Comments(0)