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2018年 10月 23日 ( 1 )

鍋島と酒と茅葺

先日、親方や先輩方が作られた鍋島家の茅葺の屋根を拝見したばかりであったが、その鍋島の名前を冠したお酒を作られている家主さんの鹿島のお屋根もあと少しで完成するので、家主さんご夫婦が訪ねてこられ、ご一緒に記念撮影をし、その世界一になったというお酒もいただく。

誠にありがたいことである。

屋根のそばにいるだけで、嬉しいことであるのに、出会う方々が、茅葺を愛でておられることがありがたく心に染み入るばかりでなく、いいものを作り上げておられる方々のお気持ちもいただいたようで、こころより感謝申し上げる。

今日、宿泊先の近所にある茅葺の民家の近くを散歩していると、住んでおられる方と話ができた。
近所のお寺の解体後に出たよしや瓦を使われたらしく、状態さえ良ければ、無駄のない、再利用のできる素材としても、よしや瓦は貴重であり、環境に優しい素材として、今後も残していただきたいものである。

しかしながら、そのお宅の近くに武家屋敷跡の茅葺の家のお屋根があったのだが、今度の台風で痛んでいたのを拝見し、心が痛んだ。

伝建地区はある程度の家屋の集まり、まとまった街並みに指定されるものであるが、個人のお宅もまた貴重なものとして、残していく方向で検討していただけたら幸いである。


生きている家として、人を癒してくれるものとして、どうか末長く、たおやかにそこにいてくれますように。

by akikomichi | 2018-10-23 23:34 | 詩小説 | Comments(0)