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秋月の武家屋敷と民家

秋月の武家屋敷久野邸のふきかえの途中である。

解体がようやく終わり、これから瓦屋さんが入り、その後、我々の下地の行程に入る。

庭の柿の実やミョウガをいただき、秋を感じ始めた最中、台風がやってきたが、すやねも邸のやねも無事であったのが何よりであった。

その一方で、久留米にあるとある民家のやねの隅が台風の影響をもろに受けたということで補修工事を行う。

おたくの敷地内にある倉庫のトタンやねが吹き飛んだものの、人に当たることなく道の上に落ちたのが不幸中の幸いであった。

二日かけて、本宅の杉皮を丁寧に積み上げていき、補修も無事終わった。

台風の影響があったところの修復も大切な屋根を守る仕事である。

歴史を感じながら、その家に住まう場所として息づいている魂のようなものを肌で感じられるこの仕事が本当に好きである。

そこに住まう方々がまた、素敵な方々ばかりで、心がほっこりしてきて、私の奥底から、何かが変わってきている気がしている。

誠にありがたいことである。

by akikomichi | 2019-09-27 22:28 | 詩小説 | Comments(0)