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古民家再生

古民家再生。を試みつづけている。

自分なりの。

仕事でももちろん。

小国と九重の古民家も補修させていただいた。

小国は、北里柴三郎の記念館の近く、ぬる湯温泉近くの古民家であった。

土間にあるおくどさんの火を灯し続けているお宅でもあり、すすが屋根までしみていて、屋根にとっては、いい塩梅になっているようであった。

屋根だけでなく、おたくの隅々に意匠を凝らしており、昔の職人さんの心意気を感じさせていただいた。

九重の古民家においては、ご自分で材料を揃えたり、「てご」をされたりして、家主さん参加型の補修であった。

もともと農業をされている方なので、自然と体が動くようで、屋根にかかる木の枝をバッサバッサと切り落としたりもお手の物で心強いことであった。

昔の方々は自分の仕事として、屋根を葺いていたので、その延長線上にある、身近なことであると、改めて思わせていただける体験であった。


実は、私も、あの蛍の舞う道の近くの杉皮葺の家を譲っていただけることになり、手に入れることができ、喜びもひとしおなのであるが、偶然のことであったが、九重の古民家の家主さんの奥様のご親戚で、ゆかりのある古民家であったと奥様からお聞きし、この偶然は、必然であったようで、こうやって、緩やかに、しかし確かにつながっていく、見えないけれど、見えてくるご縁に導かれているようで、いい出会いを続けられる喜びは、このままずっと続いていくであろうことを予感している。

まずは、土台からやり直していくつもりである。

自分の手で土台から手がける初めての、何ものにも変えられない貴重な体験なのである。

自分の出来うる限りを全て注ぎ込んで行きたい。

そこで得られる技も形も見えるところも見えないところも全て、私の宝物である。

Commented by gall_gall at 2019-08-30 07:41
もともと農業をされている方なので、自然と体が動くようで、屋根にかかる木の枝をバッサバッサと切り落としたりもお手の物で心強いことであった。

このくだりはイイですね。
Commented by akikomichi at 2019-08-31 17:46
> gall_gallさん

お久しぶりです!お元気ですか?古民家再生の記録、記憶として、何かとっかかりのようなものを残していきたいものです。
by akikomichi | 2019-08-28 09:35 | 詩小説 | Comments(2)