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宗像の亀の尾酒造さん

宗像の亀の尾酒造さんの補修を行なっている。

宗像で暮らしていたこともあり、まさか自分の故郷と言える場所で、茅葺をふけるようになるとは思ってもいなかったので、嬉しさもひとしおである。

軒から、屋根の半分くらいまでの茅を剥いで、葺き上げていき、それから半分等は差し補修をしていったが、雨の影響を受けつつも、明日で終わるまでのところまでようやくやって来た。


今日もおばあちゃまが始まりと終わりころにやってきてご挨拶しにきてくださった。

おばあちゃまはいつも終わりころになるとやってきて屋根をじいっと見ている。

亡くなったおじいちゃまの思いと一緒に、眺めているようで。
いい屋根になるように、我々と助っ人のお二人とともに、自分たちの出来うる限りの仕事をさせていただいたつもりである。

おじいちゃまの丹精込めて作った酒とそのお酒を育んでいた屋根が出来上がって、亡くなったおじいちゃまも嬉しがってくださるように。



おじいちゃんの魂のようなものが注がれたであろう亀の尾さんのお酒は仕事が終わってじっくり味わいたいところであるが、先日、酒粕を有効利用して奈良漬を作られているのを手に入れて、いただいた。

お酒の香りが染み付いて、酔いが回ってしまうようであったが、今までいただいた奈良漬とは違う顔の見える奈良漬を頂ける幸せをかみしめていた。

ものを作ること、顔の見える良いものを作ること、いつまでも続いて欲しいものを作ること。の幸せをかみしめて。




by akikomichi | 2019-08-25 23:42 | 詩小説 | Comments(0)