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父のお見舞いと早月松原

屋久島でお世話になったカツくん真澄ちゃん宅に伺い、預かってもらっていた荷物を持ち帰る。
同じ屋久島を登った仲間とまた会える喜びは幼馴染に会える喜びのようで、なんといういい時間を過ごせたのかと、思わずにはおれなかった。
それから、キャンプ道具をなおせるかもしれないと先輩の友人のキャンプ道具を取り扱っているお店に伺い見てもらい、アドバイスしてもらう。これからも大切に使っていきたい。

帰り道、父のお見舞いに行ってきた。
転んでは起き上がってきた父だが、今回は少し入院までの期間が早まったようで気になっていたが、見舞うと以外と元気なので、やはり会うとホッとできるので、会いに行ってよかった。
母の日というわけでもないが、花とフクロウの器を手渡した。
父にもいつ会えるかわからないので、七転び八起きのだるまさんの器を手渡してきた。
復活したら、使ってくだされ。と。願いを込めて。

入院先の近くのふれあいの里にある茅葺屋根を拝見してきた。
先輩方が五、六年前にさし補修したものであるが、しっかりとしていたので、しばらくは手入れ不要のようであった。
茅葺は、最初の黄金いろから色を変えて、歳を経るごとに、貫禄ができてくるようで、その年月も愛おしいものなのである。

早月松原に久しぶりに立ち寄った。
夜中にバイト帰りに友達と車で通りかかった時、女の人が立っていて、ちょっとさまよいいでたる魂かと、ぎょっとしたことがあったが、夕日が美しく、屋久島と同じ海の美しさと少し冷たい風の心地よさと体ごと味わった。

それから、博多に届け物をして、せがれとハグをして別れた。

寂しいが、自分や彼らがそれぞれ選んだ道だから、それをお互い噛み締めて、いずれ同じ目的を持って、楽しんで力を合わせて生きていけるように、準備をしてくれることを願ってやまない。


by akikomichi | 2019-05-12 23:32 | 詩小説 | Comments(0)