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「柳川と檀一雄」

柳川の御花の近くの川下りの元締めのような方の御宅の茅葺の屋根の全面葺き替えを行う下準備に柳川を訪れる。

とても気さくな方で、バリに行った時の楽園を探しに行った?時の話をお聞きしたり、これから五十年先の山のことを思う気持ちなどをお聞きした。

うなぎを焼く甘く香ばしい香りに引き寄せられるようにお店に行くと、檀一雄の生誕百周年の記念の本が置いてあったので、手に入れた。

まだ、読み込んでいないのだが、確か、「家宅の人」で、書いてあったと思われるが、檀一雄が柳川に縁があるというのを思い出した。

楽しみが増えたというものである。

柳川では、檀一雄を読んでいこうと思う。
「花筐」をまだ読んでいないことだし。


それから、皆で寝泊まりする古民家の大掃除を行う。

シェアハウスのようなものであるが、縁側で日向ぼっこしながら本を読んだりできそうな、いい塩梅の中庭があり、風情があって、心地よさそうである。

今年は寒さも、ひどくないようなので、ぬくぬくしながら、仕事に精を出したいものである。

それにしても、新しい世界が開きっぱなしで、心が弾むことである。

誠に、茅葺の仕事に携わることができて、幸いであり、ありがたいことである。

子供達にも、新しいわくわくするような世界が開かれていますように。



by akikomichi | 2018-11-23 19:50 | 詩小説 | Comments(0)