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三島由紀夫・森田必勝と白襷隊が歴史に刻まれた日


ともに行動するものをよしとした三島の思いを汲んだ西村氏の言葉であろう。

文化防衛論の限界の先の、押し付けられた憲法の問題を考えていた三島の言動の最たるものが割腹であるとするならば。

たとえ守るべき文化はないと言い捨てたこともあるとはいえ、守れるものも守れない状況を打破しようとしての行為であったのは確かであろう。

命がけの行動としての檄と割腹。


それから、私の穿った見方かもしれないが。

彼の意図するところの守るべき「文化」があるとするならば、三島の書いた文学そのものであったと思われる。

彼は死によって、それから起こったであろう、いろいろな侮蔑、中傷から、確かに、これまで手厚く守られたのだから。


by akikomichi | 2016-11-27 21:55 | 日記 | Comments(0)