2016年 09月 09日
『茅葺への道』
土台から新しく茅葺の家を作られており、この先を追うことで、古民家再生へも繋がりつつ、新しい茅葺の形をも模索できるので、とてつもなく勉強になるであろうことを思う。
茅葺職人の方々とお会いして、さらに茅葺愛が深まりつつあり。
みなさん、本当に、茅葺を愛でていらっしゃる。
私も、そこで学びたいとつよく願いつつ、また、おいで。とおっしゃってくれたので、無上の喜び。
父母も同行し、現場を拝見させていただいた。
長い阿蘇までの道のりの途中、熊本地震の爪痕が所々に残っており、崩れ落ちていく道の先にも、道を作り始める日本人の心意気。
何度でも、立ち上がれることを見せてくれる、無理のない自力の強さ。
通行止にあいながらも、たどり着くまで、道を探し、諦めないような。
日本人でよかった。と思ふ。
そうありたい。とも思ふ。
阿蘇から、湯布院、別府に向かう中、山下清の美術館を見かけた。
以前、拝見したと思うのに、私は何を見たのか思い出せなくなっていた。
花火だったか、山だったか。
別府の海地獄の近くで、茅葺の門を見た。
竹の上の茅葺を、いつまでも、見ていた。
やっと門の下まで、たどり着けたのだった。