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日本の農業の行方

美味しい魚沼のお米をいただいてこのかた、お米のありがたさを日々実感しているが、農業(の日本の現状)について、あまりに知らなさすぎることにも、気づいた。

朝夕の温度差のある魚沼のお米は、そこの澄んだ水と熱を空氣を稲が感じ、強くきりりと凝縮された美味しさになるというのは、うなずけることであった。

そのお米も、おそらく、農業をされている人にとっては一般的なことなのであろうが、お聞きしたところによると、日々の日照温度が「1000度」を超えると食べごろになるという。
例えば、今日38度の日光に照らされたとすると、後の962度の積み重ねがいるということ。

あるいは、道具についても、コンバインなどは、自動車の燃費でその車の性能を推し量るのではなく、何時間使ったか?で、その機械の使用頻度を推し量る目安、言って見れば「単位」のように、なっているという。
燃料よりも、どれだけ使えたかが問題である。ということなのであろう。

肥料についても、使わない方々もおられる一方で、農協などの指導で、肥料の使用もされている農家において、韓国製の肥料を安く仕入れて、全国一斉に売りさばくというような記事をフェイスブックでお友達になった方から紹介していただき、危惧している。

そういった肥料一つをとっても、美味しいお米に影響されるとなると、やはり、むやみに、安いから外国産に頼るという方向性は、とって欲しくはない。

たとえ生活がかかっていようとも、どこまででも安さに頼るようでは、結局足元をすくわれ、根腐れして成り立たなくなっていくことを避け、そこにあるものを壊さぬように、政治がむやみに押し付けることがないように心がけていき、日本の農業が生き残れるように、自分のものは自分で作れるように、整えていきたいと強く思うようになった。

日本製にこだわることで、日本を活気づけることもできるということを、念頭に置いて、今後もいろいろ自分なりにできることから動いて、働いていきたいと心から思う。

もちろん、茅葺もひっくるめて、日本の原風景をも自分のできうる限り、守りたいと思う。
by akikomichi | 2016-08-21 10:20 | 日記 | Comments(0)