2016年 01月 17日
戦争は終わった
だけど
僕らに平和はおとづれない
「悪童日記」より
壮絶な悪童書。
原作をほぼ踏襲していると聞いていたが、やっと映画を拝見。
改めて、僕らは先に生きていた者達の死を目の当たりにし、埋めて、そうして地雷を踏んでしまったものの屍を踏みつけて生きているのだと。
重苦しい、寒々しい雪の中の別れのあとを別々に生きているのだと。
有刺鉄線の向こうにいる自分とこちらにいる自分。
生と死であるようで、魂と肉体のようでもあるような、双子の間にあるような、見ない、聞かない世の中の、幻想、幻聴の中、日記のなかで、生きているのだと。
by akikomichi
| 2016-01-17 21:59
| 日記
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