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中国進出を牽制・警戒 比海軍と半年ごとの訓練、海自が定例・拡大化へ

安全保障とは、国を守る責任があるということ。


戦争をしたくないのは誰もが同じである。


中国はこれ以上、近隣諸国に違法な施設を作ることは許されない。




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産経新聞 7月26日(日)7時55分配信


 防衛省が海上自衛隊とフィリピン海軍の共同訓練を半年ごとに定例化することが25日、分かった。アフリカ・ソマリア沖の海賊対処活動に派遣された海自護衛艦が帰国する際、比沖で共同訓練を実施。米海軍を加えた3カ国の訓練への拡大も検討する。南シナ海での岩礁埋め立てや東シナ海でのガス田開発など高圧的な海洋進出を活発化させる中国を牽制(けんせい)する狙いがある。

 海賊対処を終えて帰国途中の護衛艦「はるさめ」「あまぎり」は5月12日、マニラ西方海域で比海軍のフリゲート艦1隻と共同訓練を行った。日比共同訓練は初で、昨年4月に日米中や東南アジア各国などで合意した海上衝突回避規範(CUES)に沿った通信・戦術訓練が目的だった。

 この形式を定例化し、ソマリア沖から帰任する護衛艦を訓練に参加させる。

 今年6月22~26日には海自P3C哨戒機を使った比海軍との捜索・救難訓練も実施。中国が埋め立てを強行したスプラトリー(中国名・南沙)諸島に近い海域を訓練場所に充てた。

 定例化する共同訓練は内容や場所を選定するにあたり、領有権などをめぐる中国の出方や事態に応じ最も抑止効果の高いものを見極める。災害を含めた多様な事態への対処力強化に向けても、米海軍を加えた3カ国の訓練に拡大することが不可欠とも判断している。

 1月の日比防衛相会談では、グアムで毎年実施している日米両国とオーストラリアの共同訓練「コープ・ノース・グアム」への比空軍の参加を目指すことで一致した。海自と海軍の訓練でも日米比豪への枠組み拡大も視野に入れる。

 海自は平成21年3月から海賊対処活動を実施し、護衛艦2隻とP3C哨戒機で海賊の警戒にあたっており、護衛艦は半年ごとに派遣部隊を交代させている。


by akikomichi | 2015-07-26 10:38 | 日記 | Comments(0)