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殺生石 と りゅうせいぐん と ぜろ

くじゅうのやまのなか
九酔峡をのぼり
筌ノ口温泉につき

だれもいないさびたつちけいろのゆにつかり
からだのなかのおろをとかし
ほくとうのそらをながれたほしぼしをにじゅうすうこかぞえたよるよなか

かえりぎわ
さかみちをのぼり
殺生石をみつけた

そのむかし
このいしのうえをとぶとりが
ぽとりとおちてしんでいったという

このいしはいのちをうばういし
いしのしたもれいでた
ちのそこのはいたみえないものにやられていたのだという

よるよなか
そのいしのうえをとんだながれぼしが
どこにおちたのかはしらない

よるよなか
にじゅうすうこのほしのいきてしぬさいごを
みたようなきにもなったが

まためぐる
ほしぼしのながれの
いつはてるともしらずみえないしをまつ ぜろ



そこからごあさんにとぶように
たちあらいえきちかくのぜろせんをみにいった
きねんかんはおわりまぢかだった

とおくからきたあかがみをもらったとしおいたひとびとと
なつのしゅくだいをもらったわかいひとをうけいれていた
ぜろせんはうごかないがせかいじゅうにちらばっているというかたろぐ

とうめいなぜろせんがとうめいなくりすたるのなか
くうをとんでいるのか くうぼにつっこんでいるのか
わからないようにうかんでいる 

まるで透明な殺生石のように
まるでながれぼしのように
まるでぜろのように
by akikomichi | 2013-08-13 22:03 | | Comments(0)