2011年 11月 05日
黒ネクタイをかった朝
福耳の人が目をつむった
九州の祭りをきりぬき
板垣がなにをしたかをテストされた昼が過ぎゆく
文化祭前夜
雑巾で老人のバージンロードのような長ござをふく
老人はおさなごの描いた絵を黒いカーテンに張り付け
足場を横にずらしながら 目を細めた
明日の朝
そこにすわるのはおさなごたちではあるが
そこにすわるためのじゅんびをしたのは
かつてのおさなごであった
by akikomichi
| 2011-11-05 23:02
| 詩
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