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「茅葺への道」

第一回プラチナブロガーコンテスト




朝靄の中
山の懐に赴けば軽トラックのドアが風もないのにきしみだし
カーブの向こうに投げ出されそうな鎌たち
ギヤチェンジしながら
この感覚は久しぶり
この登りつめていくギアの感覚は息継ぎ
車の加速の息継ぎ
茅場で徐々にかられて丸坊主になっていく
冬の山肌をされしていく感覚にも似ている
見晴らしのいい山の上までかられた一本道は
いつの間にか
すべすべとした山肌になっていく
ギヤチェンジというより様変わり
午前中だけ茅を刈り
雨雲がやってくるのを見越して
山を降りてくる
温泉に浸かり汗を流していると
足のすねに茅の尖った先に引っ掻かれた後が何箇所かできていた
このヒリヒリとした痛みは茅の痛み
切られた後の痛みのようで
しみてきたのも茅の身に起きたことに比べれば
かすった痛み
湯船で思い巡らし
体を巡った雲のような霧の痛みを晴らしていく
リセットされた体と頭と目に映るのは
根子岳
露天風呂は小雨に打たれていた
それから温泉の暖簾をくぐると、放し飼いにされたヤギの群れに出会う
岩場と木の茂った庭で新芽を背伸びしながら食べていた
毎日しているとキリンにはなれないかもしれないが
リャマにはなれそうなくらい
小さなヤギさんはもう下の方は根こそぎ食べられていて食べられるところがないようで
岩の上で磁石で動く人形のようにじれったく蠢いていた
雨がさらに降り出した
やはり山を早めに降りてきてよかった
少しは山の気持ちがわかるようになってきたのかと
巡っていくことの心地よさを思う







アート・デザイン部門

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by akikomichi | 2017-01-29 15:05 | 詩小説 | Comments(0)

「茅葺への道」

第一回プラチナブロガーコンテスト

今回は阿蘇茅葺工房さんのご好意により、茅刈りをさせていただけることになり、早速、茅場へ向かった。
先輩のせっちゃんと一緒に登って、途中の茅を狩ることにした。
阿蘇の地元のネット放送が取材に来られていた。三代目が今の親方で受け継がれた茅葺の技を、次の息子さんへと繋げたいという意気込みを語られたという。おじちゃんとあーちゃんとお兄さんとせっちゃんのご両親も茅刈りに来られていた。
ドローンでも撮影されていて、あの壮大な山を見下ろす風景を見れるのは、機械が羨ましい限りであると思ったが、茅を刈る前に、山の上から見上げた空もまた、解放された窮屈な体の中の魂の行き場は、空に違いないと思われた。
そういえば、昨日、変な夢を見た。
私が人参や大根を短冊切りにし、願うように食べると、それが巡り巡って大地になるという夢。
それがいいと思った。
以前、友達と話した時のような思いが、ここに来て夢にまで現れたということであろう。
夢が叶うということなのかもしれない。
完成させること。
自分の中のものを。
目の前にある茅葺を。
目の前にある茅を狩るのだ。
目の前にあることがこんなにも澄んでいる景色で、空気も冴えていながら、心地よい暖かさをろ過してくれている、この素晴らしき世界。
そうして、汗まみれになり、体の隅々まで、クタクタになりながら、茅で切らないように「すね」を気にしながら、茅の切り口の尖ったところを踏み込み踏み込み、前に進んでいった。

昨日、せっちゃんと、飲みながら、親方と大きな夢を語り合ったのを思い出した。
九州の茅葺を守ることで、日本の茅葺をも守っていく。
ゆくゆくは、横のつながりを持って、茅葺の職人さんたちによる、職人的「結」の結成を目指したいということ。せっちゃんはその中で、女性の茅葺職人さんを集めて、女職人集団を結成した暁には、その集団で、カヤ服をするのが夢であるということ。私も、親方やせっちゃん夢を共有したいと思った。自分のできる限りのこと。
こうやって、茅葺に関わっていけることことへの感謝と、九州だけでなく全国の茅葺を残していくために私ができることの一つとして、書き記していくこと。
日本の豊かや茅葺文化をこの世界に残していくことのお手伝いができれば何より嬉しいことはない。という大きな夢ができたのだった。
てっちゃんは、世界の茅葺をまだまだ見たいということで、いつか見に行くということ。皆それぞれに、茅葺への思いを具現化して、実行に移していくことができるのが、何よりも嬉しい。
今携わっている茅葺の家ができたら、家族を連れておいでと言ってくださった親方に感謝であります。
やはり、見ているだけではなく、その中に息づいてこそ、茅葺がわかってくると思われるので、早く自分の茅葺さんを作ってみたいと、また夢を延々と紡ぎ続けていきそうである。
親方と、せっちゃんに言わせてみれば、一番新しく作った茅葺が自分の技の更新になり、さらに茅葺が良くなっていくというのだから、やはり、一つ一つを丁寧に、生き物を育てるように、向き合っていきたいと思う。


アート・デザイン部門

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by akikomichi | 2017-01-28 18:45 | 詩小説 | Comments(0)

茅刈り

第一回プラチナブロガーコンテスト

青い空 茅刈りの後 飲み干した 水の分だけ 軽やかな空

アート・デザイン部門

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by akikomichi | 2017-01-28 18:17 | 短歌 | Comments(0)

朝早く

第一回プラチナブロガーコンテスト

朝早く 荷造りすなる 暖かい弁当持って 山に茅刈

アート・デザイン部門

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by akikomichi | 2017-01-26 04:59 | 短歌 | Comments(0)



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by akikomichi | 2017-01-25 19:24 | 日記 | Comments(0)

「人に会っていたら詩が書けると思いますか」と私は尋ねた。「そりゃできるかもしれませんよーどうしてできないか、私にはわかりません。それは体力の問題です」とハーディはいった。しかし、あきらかに彼自身は孤独の方を好んでいた。けれども彼はつねに何か良識と誠実味のあることを言うので、お世辞を言うという明白なビジネスをかなり不愉快なものにした。彼はそうしたことから全く自由であるように見えた。大変活動的な精神。人々を描写することを好み、抽象的な話をすることを嫌う。たとえばロレンス大佐の話をした。骨折をしている腕を「このような工合に」支えて自転車に乗り、リンカンからハーディのところへやってきたのですよ。戸のところで、誰がいるかどうかを知るために耳をそばだてていました。「あの方自殺しないといいけれど」とハーディ夫人は物思わしげに言った。彼女はまだお茶碗の上にかがみこみ、気落ちしたような様子で眺めていた。「彼がそのようなことをよく言うのです。でも多分、そのものずばりは決して言いませんでしたけれどね。でも彼の目の周りには青いくまがありますしね。自分は軍隊におけるショーだ、と言っていますよ。彼がどこにいるのか、誰もわかりません。でも新聞には乗りました。」

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日本の新聞で「ハーディ特集号」を出したので、それを彼は持ってきた。ブランデンの話もした。ハーディ夫人が若い詩人たちのやっていることについて彼に知らせているのだと思う。

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「芸術と思想」
私が考えたことはこれだ。もし芸術が思想を基盤とするものならば、変形させる過程は何であるか。ハーディ夫妻への訪問の物語を自分に語りながら、私はそれを作り始めてしまった。つまり、ハーディ夫人が机の上にもたれていること、ぼんやりと、漠然と外を眺めていることを繰り返し書いた。

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「夫婦関係」
アーノルド・ベネットによると、結婚のいやらしさはその「日常性」にあるという。人間関係のすべての鋭さはこれによって磨滅されてしまう、と。真実はむしろ次のようなものだ。たとえば七日間のうち四日ーは生活は自動的になる。でも五日目に、感覚の数珠繋ぎになったものが(夫と妻の間に)形成される。それは双方で自動的、習慣的、無意識的な日々が続いただけに余計豊かに、鋭敏になる。つまり、一年間には大きな強烈さの瞬間が所々に区切りをつけているというわけだ。ハーディの「ヴィジョンの瞬間」なのだ。このような条件の下でなければ、一つの対人関係がどうやって少しでも続くことができるだろうか。

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by akikomichi | 2017-01-25 18:41 | 日記 | Comments(0)

第一回プラチナブロガーコンテスト

売国のものに言われたくもない 竹島無視する 手先のものいい

アート・デザイン部門

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by akikomichi | 2017-01-25 16:20 | 短歌 | Comments(0)

水俣病の原因「メチル水銀中毒」のメカニズム解明 新潟大

 水俣病の原因として知られるメチル水銀中毒のメカニズムを、ラットを使った実験で解明したと、新潟大学の研究グループが1月25日に発表した。新しい治療法の開発につながる可能性があるという。


【拡大画像】

 メチル水銀中毒は、50~60年代に発生した水俣病、新潟水俣病の原因として知られている。小脳や後頭葉などに障害を引き起こし、体がふらついたり、視野が狭まったりなどの後遺症をもらたすが、なぜ小脳などの部位に障害が起こるのか、詳しい仕組みは分かっていなかった。

 研究チームは、水俣病の重症患者の脳内にむくみや出血が見られることに注目。ラットにメチル水銀を投与したところ、小脳や後頭葉で「VEGF」と呼ばれるタンパク質が異常に増加していることを確認した。VEGFが血管の壁を破壊し、血管内の物質が脳組織に漏れ出すことで、障害が生じることを突き止めたという。

 メチル水銀中毒を患ったラットに、VEGFの作用を抑える「抗VEGF抗体」を投与したところ、運動機能の障害が改善したという。この結果を応用すれば、VEGFを標的にした新薬を開発できるという。

 研究成果は、米科学誌「PLOS ONE」に1月25日付で掲載された。


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by akikomichi | 2017-01-25 16:04 | 日記 | Comments(0)




竹島の漁師殺しの呪われし末裔の顔 すする貪欲

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by akikomichi | 2017-01-25 15:46 | 短歌 | Comments(0)

川沿いの朝

第一回プラチナブロガーコンテスト



川沿いを歩く朝から

川沿いの茅までもうすぐ一曲がり

鎌を手にして茅を刈り

赤い取っ手の千吉の鎌を手に入れ茅を刈り

かあさんとうさん歩いていく

向こうの方で

太陽を背にして影を見つめたり

詩を吟じたる人のおり

川の流れに沿うように

詩を吟じたる人のおり

茅にまみれて人のおり

赤い鎌にてあしを刈り

よしとするかや

川沿いの詩吟も流れし朝のことなり
 



アート・デザイン部門

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by akikomichi | 2017-01-25 12:03 | | Comments(0)