2014年 06月 27日 ( 3 )

『脱皮』

友が亡くなった。

一週間前に会う約束をしていた。

もっとも、同窓会で会うという約束だったが。

久しぶりに合うことで、今まで会っていない時をそれぞれの姿を前にして語り合うことで、紡ぎなおすように時々思い出したように、これまでもたびたび会っていたのだった。

しかし、彼女はもう何を考えているのかも、分からなくなってしまうほど、土気色になり、もう語ることもなく白っぽい木の箱のなかで横たわって胸の上で手を合わせたきり、目を開けようとはしなかった。

もう世の中に未練がないように、きっぱりと口を閉じ、死と沈黙と手を組んでいるのだった。


高校時代に、リンカーンの演説を真似てスピーチしていた。

何のために覚えているのかわからないが、覚えたくて覚えていた。
リンカーンのように殺されたくはなかったのだろうが、南北戦争で勝つために紙幣を刷りまくったリンカーンには紙幣の秘密を教えてもらったようなものなので、まんざら其のスピーチを無駄とも思わないようになった。

人民の人民による人民のための政治。
紙幣の紙幣よる紙幣のための世界。
国とは紙幣で出来ている。
紙幣を発行する権利を持っているものだけが国を名のれるのである。

世界中の金を集めると日本の公立中学校の生徒が四十人ほどつめ込まれた狭い教室二部屋分しかないという単純計算もあるという表立っての金の延べ棒率であると聞いたことがあるが、かつては金(きん)本位制であったころ、紙幣を金に換算する手間暇を考えると、結局、紙幣になり、電子マネーになりつつある今、湯水のように紙幣を作り続けるものだけが、税金で其の見せ掛けの金のなる木をカモフラージュしつづけ、税金で賄われているはずもない、永遠に収支の合わないマネーロンダリングを国が行っているのである。

世界政府を樹立するということになれば、大本にある銀行を抑えているものが「世界」を作り続けるのである。

彼女は眠りにつきながら、そう語るはずもなく、頑なに役目を終えた金の延べ棒のように動かなかった。

これから焼かれる彼女は、灰になる。

紙幣のように軽やかであるが、掴み様もなく、手の隙間を抜けていくかもしれないが、灰色の微粒子となって、いつまでも私の肺に黒い影を残す。
たぶん、私が灰になるまで。



あなたはいつも冷静で美しかったが、何か得体のしれないものを追っていた。
弁護士になる為に、いつまでも勉強していた。
死ぬまで勉強していた。
何を弁護したいのか、わからなくなるまで勉強した。
空疎な法律は、塗り替えられ、今まさに塗り替えられているよ。
戦後塗り替えられたものが、より必要性を帯びて、書き換えられるということには、あまり触れずに、ただ今ある法律を知り尽くそうとしていたのであったが、人の作ったものは人が作り変えることができる、その時代の精神というものによって。
いつでも、変えることができるのである。
あなたは気づいていたであろうか。
憲法は外国の手によって作られ、それを日本語に翻訳されたのだということに。
日本という国にある憲法は、外国によって作られた。
これは現実である。
その後、日本は占領され続けているが、日本語によって辛うじて、日本という国をなしているのだということ。
それがどうした。と死んでしまった友は言うであろうか。
それがどうした。
だからなんなのだ。
日本であろうが外国であろうが知ったことではない。
死に至るまで、何を学ぶというのであろうか。

最近の私の学びといったら、蛍の幼虫は腰のあたりが二箇所光るのだとか、六回前後脱皮するだとか、成虫になるともう何も食べなくなり、一週間で交尾して次世代を残して死んでいくとか。25度を越えた水ではなかなか生き残れないとか。
蛍を知らなかった私が、仕事の関係で蛍を育てる環境にあるなど、あなたに会ってとめどもなく、話してみたかったのだが。
あなたはきっと、私らしいと笑っただろうが。

人間ではないものに、人間を重ねて、あなたはまるで蛍のようだといいたいような、いいたくもないような。
そんな気もしていたのだ。
あなたは気温が25度を超えないうちに死んでしまったのだから。

あなたはそれでも脱皮した。

ホタルがずるりと剥けて脱皮する時のように、一度白い皮に剥がれて、変色しながら、くろぐろと大きくなるように、白装束をきて横になり固くなりながら、この人生を脱皮していたのだ。

日本の蛍は、世界的に言えば、めずらしい品種が見られて、水辺に生息する品種として、ゲンジホタル、ヘイケボタル、ヒメボタルがある。ゲンジは川辺、ヘイケは田んぼに多く見られ、ヒメは小さい。

ヒメのようなあなたは、一度は離島に行って、生活しようとしたあなたはピアノと紅茶がないところでは生きていけ無いような人だった。

が、結婚し、法律事務所で働きながら、子どもを育て、借金による荷重責務を負う人を借金地獄から開放すると言いながら、うわっパネをいただき法律事務所の喧伝のホームページを作成したりしていた。
ブラックな金融からブラックな金を借り、借りた金を返せないと泣きつかれ、返さなくてもいいように話をつけ、其のブラックな金の一部を頂くのが、世界だった。

雨だれを弾くのが好きだった美しい長い指先も、ゴツゴツとした仕事を全て引き受けた生活をきっちりしていた指に変わり、あなたはもううっすらと微笑むことなく死んでそこに横になっていた。

美しい黄色の着物を身につけて。

全身蛍の光のように死んでいた。

すでに気温は25度を超えてしまい、蛍の季節も過ぎようとしている。

あなたの脱皮はすでに完了して、あなたと話す言葉もとうになくしてしまったが。

これから、憲法が脱皮し、国が脱皮し、世界が脱皮し終えた時。

宇宙からみた地球は、おそらく一匹の蛍であろう。

などと、いなくなった蛍を数えるように、考えてみたりもするのだった。







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by akikomichi | 2014-06-27 18:15 | 小説 | Comments(0)

環太平洋合同演習

今までさんざん、竹島で韓国や尖閣で中国に責め立てられてなお危機感を知らぬ存ぜぬように見て見ぬふりをし続け。
集団的自衛権のなさを見せつけられ。
中国をリムパックに滑り込ませている現状を把握できない人たちの。
いかにもお花畑的な集団的自衛権問題提起を見るにつけ、自分たちは攻撃されないとでも思っているのか、それともお前たちは仲間で助けてやるとでも言われると思っているのか。
気味の悪いマスコミ。
黙ってみているマスコミ。
憲法九条などただのお飾りと言えないマスコミ。
反対しておけば、正義面できて、言い訳になるとでも思っているマスコミ。
金と力と情報で、現実から、目を背けさせる、気持ち悪い世の中。

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http://ja.wikipedia.org/wiki/環太平洋合同演習

環太平洋合同演習(かんたいへいようごうどうえんしゅう、英:Rim of the Pacific Exercise)はアメリカ海軍主催によるハワイの周辺海域で実施される海軍の軍事演習のこと。リムパック(Rimpac)とも呼ばれる。
初めて開催されたのは1971年である。その後、ほぼ隔年で実施されるようになっている。演習の主目的は、参加国間の共同作戦能力の向上にある。参加国はアメリカの同盟国に限定されているわけではなく、過去にはロシアなども参加した実績がある[1]。
日本の海上自衛隊が参加したのは1980年からである。日本が初参加した当時は、専守防衛の自衛隊が集団的自衛を想定しているリムパックに参加することが日本国憲法第9条に違反すると批判されたことがある[2]。

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中国海軍、環太平洋合同演習に初参加へ
中国は9日、米海軍が主催する大規模な軍事合同演習「環太平洋合同演習(リムパック)」に、今月初めて参加すると確認した。中国人民解放軍の機関紙、解放軍報は、海軍の広報担当者の話として、リムパックに初めて参加すると報じた。リムパックに参加するのは米国の同盟国に限られておらず、前回はロシアやインドも参加した。今回は、今月半ばにグアム周辺で予定されている。
yahoo

中国、軍艦4隻など派遣 米海軍主催の合同演習
中国海軍が6月末からハワイ沖で始まる米海軍主催の環太平洋合同演習(リムパック)に初めて参加し、軍艦4隻などを派遣することを発表した。軍機関紙の解放軍報が9日伝えた。ミサイル駆逐艦やミサイル護衛艦、総合補給艦、病院船のほか、ヘリコプター2機が参加し、火砲射撃演習や海上救援活動などを実施する。中国メディアによると、演習に参加する軍艦4隻は9日、海南省三亜などから出港した。中国艦隊は6月中旬に、グアム沖でシンガポールなどの軍艦と共に米軍巡洋艦に合流し、合同艦隊を編成してハワイ沖に向かう。合同演習は今月26日から8月1日まで。日本や韓国、インドなど23カ国が参加する。
nikkei


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過去のリムパック関連の記事


■海軍対空ミサイル、相次ぎ不発 … 欠陥補償要求に米国は「ノー」

[アンカー]
我が国海軍の主力対空ミサイルであるSM-2。敵のミサイルから我が国の空を守る
重要な兵器ですが、実際に射撃をしてみると命中率が落ちるだけでなく発射直後に
爆発したり不発事故も相次いだといいます。金ジョンホ記者が取材しました。

[レポーター]
艦艇垂直発射台から誘導弾が発射されます。敵の航空機と巡航ミサイルを打ち落
とす海軍の主力対空ミサイル「SM-2」です。

ところが、昨年のリムパック訓練の際、イージス艦「栗谷李珥」から撃ったSM-2は、
4発中2発が発射直後に爆発しました。目標物の反対方向に飛んで行くなど軌道を
離脱したため自爆したのです。

導入当時に期待した命中率は80%。2010年のイージス艦「世宗大王」でも命中率
は50%にしかなりませんでした。動翼の誤作動、火炎噴出など原因は様々でした。

[インタビュー: 洪ヨンソ大佐/海軍広報室長]
「命中できなかった誘導弾4発のうち3発は部品の欠陥だと判明し、残り1発は原因
分析中です。」

[レポーター]
SM-2の一発当たりの価格は約20億ウォン。軍当局は米海軍に対して欠陥補償を
要請しましたが、困難だという回答だったといいます。

[インタビュー: 安ギュベク議員/民主党]
「不発の原因はほとんどがメーカーの責任だと判明しています。完璧な準備態勢の
ためにリコール要請と全数調査を推進する必要があります。」

[レポーター]
海軍は検査を通じて欠陥をほとんど補完したとして、イージス艦のSM-2の命中率を
高める対策を用意すると明らかにしました。

▽ソース:MBCテレビ(韓国語)(2013-10-16 22:34)
http://imnews.imbc.com/replay/nwdesk/article/3354839_5780.html
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=100&oid=214&aid=0000289528



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by akikomichi | 2014-06-27 14:39 | 日記 | Comments(0)

地震

平成26年06月27日08時56分 気象庁発表
27日08時53分頃地震がありました。
震源地は福島県沖(北緯37.4度、東経141.8度)で、
震源の深さは約40km、地震の規模(マグニチュード)は3.4と推定されます。
各地の震度は次の通りです。
なお、*印は気象庁以外の震度観測点についての情報です。

福島県  震度1  南相馬市原町区高見町*

この地震による津波の心配はありません。

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くれぐれも、気をつけて。

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by akikomichi | 2014-06-27 09:06 | 日記 | Comments(0)