2017年 06月 21日
傷口
その透明な亀裂の穴埋めに
透明な撥水性のテープを貼りに行くも
姉夫婦が貼ってくれていたものだから
雨漏りはしていなかった
見えない地震の亀裂のように
雨水だけが教えてくれる
見えにくい傷口は
消えることなく
雨水と太陽の熱に
剥がされないように
傷口を塞いでいた
by akikomichi
| 2017-06-21 23:43
| 詩小説
|
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