2017年 05月 24日
「霧の道」
今日は用事があり
山の麓まで行く
最初
誰かの亡霊かと思った
ゆらゆらと蠢めくものが近づいてきた
前が見えなくなった
柔らかい霧が漂うていた
雲の上に住んで漂うているような日々のただ中
山の裾野まで霧衣が
雨と風にあおられてゆらゆらしていた
山の道は霧の道
by akikomichi
| 2017-05-24 21:59
| 詩小説
|
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