2017年 01月 24日
沖縄県教委 前副知事の口利き認定=元幹部が裏付け証言
沖縄県の安慶田光男前副知事が、教員採用試験で特定の受験者を合格させるよう県教育委員会に口利きしたとの疑惑で、平敷昭人教育長は24日、県庁で記者会見し「働き掛けがあったと考えざるを得ない」と述べた。前教育長から口利きの事実を裏付ける証言があったという。
前教育長は、職員を通じ県教委に提出した22日付の文書で2015年8月ごろ、安慶田氏から3人の受験番号や名前が書かれたメモを渡され「よろしく」と言われたと証言。当時の幹部と協議の結果、依頼には応じなかったとした。また、15年から16年にかけ、教育庁の幹部人事についても依頼があり「固辞したところ、厳しいどう喝を浴びせられた」と説明している。