「保温活動」

第一回プラチナブロガーコンテスト



保温にしたまま昼まで待つ弁当。

勉強している倅にもたせた弁当はきっと今、保温ジャーの中で汗をかいている。

今年初めて買った保温ジャーの弁当箱。今年初めて持って行った弁当箱で試してみる。

冷たい弁当は、マジ無理。ゲロ吐きそう。

保温ジャーを常備しているという部活の女の子が、そう言っていた気持ちが、少しはわかる気がした。

温かいものを温かいままで食べられるありがたさは、冬にこそ身にしみてくるものである。

職場では、ワンプレートにして電子レンジで温めて食べていたので、なんとも思っていなかったが。

冷たいご飯は太りにくいということも聞いたことがあるので、どちらでもいいことはあるとは思うが。

ささやかながら、疲れた体と頭を満たしていく昼の時間は、寒い冬なので、どちらかというと、温かいほうがいい。


ところで、新年早々、筋トレを始めた倅達であるが、体がじわりと温まり、程よい保温運動として日常化しつつある。

長男は薬師?が使う車輪の両側に取っ手のついた筋トレ道具を手に入れ、ひざまづいてゴリゴリ転がしているが、祈りを捧げる行為のようであり、どの方角に祈るのか考えていないようで一抹の不安はあるものの、いつもはあまり使われない筋肉に、その祈りはなんとか届いているようではあった。

次男はと言うと、インドの修行僧のように、人間椅子ならぬ空気椅子をしながら、リンゴを食らっている。

風呂で体を洗う時も、実践しているという。

観客のいらないパントマイムのようでもあり、なんでそこまで。と母は、りんごをもう一つ剥きながら、静かに思ったりもした。

長男は同じ身長でも体に筋肉があることで、重みを伴いつつも動きが早くなることを、錬成試合の猛者たちと交わって、身にしみたことだったようで、剣道と受験勉強の真っ最中の彼らなりに、食トレと筋トレを始めたのには、訳があるのである。

彼らの父は毎日のように走りこみ、腕立て伏せと、腹筋を鍛えていて、道具のいらない生身の鍛え方を長年実践しているが、走った後のほてった体で入る生ぬるい38度のお風呂が日課となっている。

私も、実のところ、意識的にも無意識的にも、粗食による食トレと茅葺職人修行という筋トレを細く長く続けていきたいのであるが、一気にここで、家族全体で、保温活動が活発になってきたようである。















アート・デザイン部門









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by akikomichi | 2017-01-04 10:54 | 詩小説 | Comments(0)