金正恩政権、メンツ丸つぶれ…「ムスダン」失敗、米韓は追加発射を警戒

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮は15日、米韓合同軍事演習の最終日に合わせて、中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイル1発を発射したが、失敗。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は自らメンツをつぶした形だ。ただ、金正恩政権は失敗を繰り返しつつもミサイル発射を続けており、米韓両軍は追加発射を警戒している。

 ムスダンとみられる移動式弾道ミサイルの発射は今回が7回目。6月22日に成功した前回の1発以外はすべて失敗している。ムスダンはこれまで日本海側の元山(ウォンサン)付近から発射されていた。軍事演習の最終日だった米韓両軍を警戒したとの見方もあるが、今回の発射地点である平安北道(ピョンアンプクト)亀城(クソン)は中朝国境に近く、対北制裁にくみした中国を牽制する意図もうかがえる。

 10日の朝鮮労働党創建記念日の前後に、核実験や長距離弾道ミサイル発射などを強行する可能性が指摘されていた。失敗したものの、北朝鮮は移動式のムスダンを初めて東海岸以外から発射した。

 また消息筋によれば、金委員長はミサイル発射失敗の責任を問わずに、発射を繰り返しているという。8月末には潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を、9月初めには中距離弾道ミサイル「ノドン」とみられるミサイル3発を連続発射し、「成功」させている。
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by akikomichi | 2016-10-17 09:25 | 日記 | Comments(0)