「ヴァン・アレン帯」を観測する新しい探査衛星「エルグ(ERG)」

これで、ある程度プラズマの動きが判断できるようになれば、磁力の極端な、おかしな動き、高エネルギー電子への何らかの対処ができるようになるのではないか。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 地球を取りまくプラズマ(電子とイオン)からなる「ヴァン・アレン帯」を観測する新しい探査衛星「エルグ(ERG)」が29日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の相模原キャンパスで公開された。2016年度中に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所からイプシロンロケットで打ち上げられる予定だ。

 地球を取りまく宇宙空間には、地球の磁力にとらえられたメガボルトを超える高いエネルギーの電子やイオンからなる放射線帯ヴァン・アレン帯がある。

 太陽の活動によって、地球の近くに宇宙嵐がもたらされると、ヴァン・アレン帯のプラズマが増え、地球を周回している人工衛星のコンピューターが誤作動したり、宇宙飛行士の被ばくを引き起こすなど、さまざまな影響がある。

 ヴァン・アレン帯の発見自体は、1958年までさかのぼるが、この間、高エネルギー電子がなぜ生まれるかというメカニズムは全く解明されていない。そこで、JAXAはこの謎の解明に挑もうと、世界初の波動粒子解析装置を含む九つの観測装置を搭載したエルグ衛星を開発。

 機体のサイズは、縦横約1.5メートルで高さ1.7メートル、重さは約350キロあり、地球から約300~3万キロ離れた軌道を周回する計画だ。
[PR]
by akikomichi | 2016-09-30 19:26 | 日記 | Comments(0)