『二十年』

二十年でなくなったものとふえたもの。

二十年前にあった、二人で住んでいたビルはなくなり、桜の木が植えられた、川沿いの散歩道になっていた。

つれが自宅で仕事をしていたのを、近くの会社で働くようになったのも二十年前であった。

二十年でなくなったものとふえたもの。

二十年前にはいなかった、こどもも二人ふえ、四人になった。

二十年務めた会社をやめて、二人とも自宅で仕事を始めることにした。

二十年でなくなったものとふえたもの。

こどもたちの先も見越して、二十年どころではない月日が待っている。

二十年後、我々は、なくなっているかふえているか。









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by akikomichi | 2016-05-26 23:38 | 詩小説 | Comments(0)