「日本を非難する元慰安婦の主張以外は認めない」という主張や風潮

 【ソウル=名村隆寛】韓国の学術書「帝国の慰安婦」の表現をめぐり名誉毀損の罪に問われている朴裕河(パク・ユハ)世宗大教授に対し、韓国では賛否両論あるものの、「日本を非難する元慰安婦の主張以外は認めない」という主張や風潮がある。

 朴氏は20日の初公判後、記者団に「韓国で知られてきた情報の大半は、元慰安婦支援団体による提供情報によるものだ」と語った。これらの情報は曲解、誤解されメディアも報じ、朴氏の指摘のように、誤った解釈に基づく情報が独り歩きし、現在に至っている。

 ソウル東部地裁は今月、元慰安婦らの損害賠償訴訟で名誉毀損を認め、朴氏に賠償命令の判決を言い渡した。事実や真実ではなくとも、元慰安婦や支援団体の主張は“絶対視”され、異論は許さない社会的な雰囲気さえある。

朴氏は今回、市民が参加する「国民参与裁判」の実施を申請。訴訟対象の著書をウェブサイトから無料提供することも約束した。「慰安婦問題を韓国国民はメディアを通してしか知らない」(朴氏)ため、公平な目で判断してもらおうというわけだ。

 多様な意見に耳を傾けるまで、韓国社会は成熟したのかが注目される。

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by akikomichi | 2016-01-21 09:16 | 日記 | Comments(0)