「夢野久作の童話展」

「夢野久作の童話展」に行ってきた。


 まずは、久作の映像を拝見。


 動いている久作を始めてみた気がした。

 父親である杉山茂丸の遺骨を持って特別列車に乗って「はかた」に帰ってきた一行の映像から流れていた。

 声は聞けなかったが、当時の空気が影と光で形作られ、押し寄せてきたような。

 親切に解説していただいた方からお聞きしたのだが、

 一行寺が菩提寺だそうで、いつか、参りたいと思った。

 葬儀の映像には、久作の婦人はもちろん、チャンドラ・ボースに縁のある方かインド系の方や、孫文に縁のある方か中華系の方も参列されており、写り込んでいた。

 聞くところによると、杉山茂丸は角界の大本を創ることにも関係していたということで、ちょうど、九州場所の時期に、この映像を拝見したのも、何かの縁でもあるような。



 立石がくぶち店。入ってすぐが土間。土間の奥には板間、さらに畳の間へだんだんに奥まる右手にはもっと奥に誘うように暗闇に通じたギシギシいいそうな木のいいかんじの急な階段があった。


 階段に通じる柱の傷もそのままにあるが、階段を登る手前に「久作の時計」と言われていた壁掛けの時計があった。

そのすぐ下には、ドグラ・マグラの原稿のコピー?が貼ってあった。


 やっぱり、此処から先へ行くには、覚悟がいるという風に。


 それにしても、どこか、落ち着く店構え。階段を登るとこたつがあるに違いないと思ってしまうような久作の物語の中に入り込みながら、お孫さんである杉山満丸氏の祖父の数々の童話作品の朗読にミミをすました。


 祖父に似てか、大柄な満丸氏が童話を読むのがなんだか、可愛いらしかった(失敬)が、こういう声をされていたのかと思うと、押し絵の話なんかも読んでいただいたら、さぞや、しっくりするかような気もした。


 青空文庫で「悪魔祈祷書」を入れているが、古本屋の主人の声なども、さぞやしっくりするような。


などと、勝手な妄想をしながら、一時間ほどミミをすましていた。


 版画も、ダンスも、個性的で、見ものであった。額縁もいい。





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「夢野久作の童話展」
夢野久作の童話世界をアートで表現するグループ展です。

会期:2015年11月22日(日)〜28日(土)
時間:12:00〜19:00 ※会期中無休
会場:立石ガクブチ店(博多百年町家)
〒812-0033 博多区大博町4-32

オープニングレセプション:11/22(日)17:00〜
(予約不要、どなたでもご来場ください)
1. 夢野久作の童話の朗読
 /杉山満丸(夢野久作の孫)
2. コンテンポラリー・ダンス・パフォーマンス
 /Ms.Swain Yoshiko
3. アーティスト・トーク/宮島亜紀

はかた駅を歩く夢野久作さん 動画初公開!
九州日報の童話掲載面の複写などの資料展示
サプライズ出品もあるかも!?
ゲスト解説寄稿:大鷹涼子、中島敬治


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by akikomichi | 2015-11-22 20:56 | 日記 | Comments(0)