『薔薇水』

薔薇の匂いがないと落ち着かない
という人のために薔薇水を探していました
さなとりうむの中の温室育ちの匂い
実体はない 煙さえない
揮発された精神の病い

どらっぐすとあにはまりあがいました
うりこさんのがらすのぶれすれっとの一粒の中のせいぼまりあ
もちはこべるすてんどぐらすのように
てんぽのなかのひかりにてらされて
凝縮されたいのりのかたみ

おらしょはわからないのです
そぼがくれたというぶれすれっとをかかげながら
かのじょは実体をもったいのりのように
おらしょをとなえるように
がらす玉と目を合わせました

薔薇水がほしいのです
病はきかされて
どこにもあしあとをのこしていないようにみえるのですが 
みえないものなのです
だから かくれきりしたんのようにそっというのです

薔薇水がほしいのです
おらしょのいのりがきえてなくなるように
においもきえてなくなりました
薔薇の花など幻覚でしかないように
どこにもなくなってしまいました



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by akikomichi | 2015-11-01 23:33 | 詩小説 | Comments(0)