世界記憶遺産の審査過程には不透明さ

 日本政府は、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に中国が申請していた「南京大虐殺の文書」が登録されたことについて、「国際機関の政治利用だ」として中国批判を強めている。

世界記憶遺産の審査過程には不透明さもあり、政府はユネスコに改善を働きかける方針だ。

 ユネスコの登録発表を受けて、政府は10日、「中立・公平であるべき国際機関として問題であり、極めて遺憾」とする川村泰久外務報道官の談話を発表した。外務省幹部は「中国が日本をおとしめるため、国際機関のお墨付きを得ようとしたのは明白だ。制度にも欠陥がある」と語っている。

 世界記憶遺産の審査は、文書保存などの専門家14人でつくる国際諮問委員会が行っている。ただ、委員の選考基準は明確ではない。歴史学者も含まれていないため、諮問委が資料の内容を歴史的事実かどうか見極めるのは困難とみられる。

2015年10月10日 22時41分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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by akikomichi | 2015-10-10 23:09 | 日記 | Comments(0)