暑いタコマ

夕べのニュースで、タコマで事件があったらしいことを知った。
今日、ニュースではなく、目の前で、事件が終わったのを見た。
ウォルマートで、水を買おうと入り、そのまま店内を見回りながら、生きるのに最低限いるものを選んでいだ。
水、水、水。それから、水。
あとは、どうにでもなるものである。
真夏のワシントン,D.C辺りは、とにかく、暑かった。
歩く人は、短パンに、タンクトップが多い。
余計なものを身につけないというような、夏の最低限度の暑さしのぎ。
我々も、似たようなものであるが、二足歩行をやめて、二輪走行になり、すこしだけ、宙に浮いた分だけ、重しを持つように、水を大量に飲んで、三倍の早さを手に入れた。疲れと水分補給は、より多くなったが、普段の三倍に動くというのは、そういうことであろう。
ウォルマートの外にでてみると。
目の前で、人がせるほーんで何かを撮っていた。
すでにクライマックスを迎えていた捕物帳がそこで終焉を迎えていたのだった。
青い制服のポリスの山の下で、蠢き、叫ぶ、男の野太い声が、はじめて「うぉーたー」と話せた人のようにしぼりだされ、ひりひりと道の上を、匍匐前進していた。


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by akikomichi | 2015-08-04 13:09 | 詩小説 | Comments(0)