北情報機関、総連に対日工作示唆 議長宅捜索 2000万円超を受領

北朝鮮の情報機関幹部が4月に面会した在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の南昇祐(ナム・スンウ)副議長に対し、マツタケ不正輸入事件で許宗萬(ホ・ジョンマン)議長の自宅などが警察当局に捜索されたことについて「黙っていない」と述べ、日本への工作実施を示唆していたことが2日、分かった。日朝関係者が明らかにした。事件を受けて工作準備への言及が確認されたのは初めて。政府はサイバー攻撃などのテロのほか、日本政界などへの働きかけの懸念もあるとみて警戒を強めている。

 関係者によると、南氏ら朝鮮総連幹部は4月上旬に訪朝した際、朝鮮総連を指揮する北朝鮮の対外情報機関「225局」幹部と接触した。

 この際、北朝鮮の金日成(キム・イルソン)主席誕生記念日「太陽節」(4月15日)を祝う名目で2千万円を超える現金を持参して上納。京都府警などの合同捜査本部が3月26日、北朝鮮からマツタケを不正輸入した外為法違反容疑で許、南両氏の自宅を捜索した事件を報告し、支援を求めた。

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 これに対し、225局幹部は「日朝関係が悪化した場合、全て日本の責任だ」と言明。「日本の不当な措置には黙っていない」とも述べ、日本国内での工作活動を検討する考えを伝えた。

 ただ、拉致問題をめぐる日朝交渉は北京の大使館ルートを通じて続いているため、日朝関係者は「北朝鮮は日本から譲歩を引き出したいと考えている。即座に派手な工作を仕掛ける可能性は低い」とみている。朝鮮総連は産経新聞の2日までの取材に「答えられない」としている。

【用語解説】225局 旧朝鮮労働党対外連絡部。海外における親北組織の構築が任務で、工作員をアジアを中心とした諸外国に潜入させることで、政界、軍、各種団体、マスコミなどの理解者獲得を図る。日本では朝鮮総連を指導し工作を続けている。


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by akikomichi | 2015-06-03 09:26 | 日記 | Comments(0)