プシュケのとんでいた昼

赤の書が無性によみたくなった夜
プシュケのとんでいた昼を思い出す
なくなったともを思い
表面を焼かれ固まっていた砂糖を割った時
黄色い蝶々が頭上を
魂のように飛んでいったのだ
ともと最後にあった時も
表面を焼かれ固まっていた砂糖を割ったのを思い出す
ここにはいないがそこにはいるのだと
やわらかい魂はよろこんでいるのだと
そこにともにいるのだと

 

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by akikomichi | 2015-05-01 23:09 | 短歌 | Comments(0)