高松市の不動産会社「マルナカホールディングス」

 競売で高松市の不動産会社「マルナカホールディングス」が約22億円で落札した在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地建物が、山形県酒田市の不動産会社「グリーンフォーリスト」に1月28日付で転売されたことが分かった。売買価格は約44億円とみられる。総連はグリーン社から中央本部の土地建物を賃借する可能性が高く、立ち退きは回避される見通し。

 両社の取引を仲介した山内俊夫元参院議員は毎日新聞の取材に「日朝間には拉致など解決しなければならない諸問題が残されている。競売がその障害にならず、総連が希望通りに現在地を継続使用できるように売却先を探した」と説明。総連が引き続き入居することで、競売の目的が骨抜きになるとの指摘には「マルナカの落札で競売は成立しており問題はない」との認識を示した。

 中央本部の移転先として有力視されていた朝鮮出版会館ビル(東京都文京区)は、先月23日に大阪市の不動産会社に売却。不動産登記簿によると、中央本部の土地建物にはそれぞれ、同ビルを売却した有限会社(同)を権利者、グリーン社を債務者とする極度額50億円の根抵当権が仮登記された。公安当局は有限会社が同ビルの売却で得た資金をグリーン社に融資し、グリーン社が中央本部の取得費に充てた可能性もあるとみて資金の流れを注視している。【岸達也】

 ◇朝鮮総連

 在日朝鮮人の権利擁護を目的として1955年に結成された。東京都千代田区に中央本部を置き、全国に地方本部がある。商工業者や女性らの傘下団体が組織され、全国の朝鮮学校では母国語で民族教育もしている。中央本部の競売は総連系の朝銀信用組合の破綻がきっかけで、信組から総連の債権を引き継いだ整理回収機構が2012年7月、東京地裁に競売を申し立てた。
毎日新聞
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by akikomichi | 2015-02-04 10:40 | 日記 | Comments(0)