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日本人の定義 〜国民の敵と人民の敵〜

当時の空気とは
都合がいい事垂れ流しの
情報操作されたいっぽうてきなものである
本当に日本人がやったことか
今一度考えてみることが必要な時期にきている
ごまかされ続けている
日本人の定義

当時の日本人の範疇にいた者達は何か
が常に問われ続けていない欺瞞をいまも引きずる
ひきあげてきたものやその家族や
大陸半島から来たものやその家族や
地域コミュニティと無縁のもの
日本人であることを受け入れきれていないものが多くいる
日本人であることさえ感じない国民は
日本人であることに違和感を持つ同一性障害を
ごまかす術として
日本という国を否定した
人民の共和国をつくろうとしている

今の日本人に背負いきれるはずのものでは到底ない
膨張した国民概念があいまいなまま
日本に受け入れらていないという疎外感から
執拗に攻撃をし続けるものも多い
世代的には戦争体験者とともに戦後を生きたものも多い

日本人であったものが
今は日本人ではなく
当時自分がやっていたことを
日本人がやっていたとする矛盾を
いつもはらんでいる

今日本人と言いながら
日本人であることに疑いを持ち
かつての日本人というくくりに対しても
今の日本人というくくりに関しても
いまだに違和感を持つものがおり
潜在的国民の敵となる
ここでいう
国民の敵とは人民である
人民の敵とは国民である
国民は収まりどころがあるが
人民は収まりがつかない
国民は思想に縛られず
土地に縛られながら
心は意外と自由である
人民は思想に縛られやすく
どこにでも浮遊することができるが
心は意外と思想に縛られ不自由である
Commented by Mystery Tramp at 2015-01-20 11:53 x
対比がよく効いていて、言葉遣いもシンプルで、
すっと頭にも入り、腑にも落ちる、いい詩だと思います。
それこそインターナショナリズムを批判したオーウェルのエッセイを詩の形で要領よく語り直したような味わいがありますね。

個人的には、明子さんの書かれた最高の詩の一つではないかと思います。
Commented by akikomichi at 2015-01-20 19:11
お久しぶりです。いつもありがとうございます。しっかり読んで下さり、本当にありがたいです。
by akikomichi | 2015-01-20 08:54 | | Comments(2)