2014年 12月 13日
輸送揚陸艦「ポンセ」とレーザー兵器
ワシントン時事】米海軍は、輸送揚陸艦「ポンセ」に搭載したレーザー兵器の試験運用に成功したと明らかにした。10日に発表した。米軍準機関紙「星条旗新聞」によれば、これを受け海軍は、ポンセでのレーザー兵器の運用継続を承認。ポンセに危険が及ぶと判断した場合、実際に標的を攻撃することも許可したという。
海軍によると、試験運用はペルシャ湾で今年9月から11月まで行われた。乗組員は、家庭用ゲーム機のコントローラーに似た操縦装置を使い、標的として用意された航行中のボートや無人機に照準を定めて攻撃した。
レーザー兵器は、ミサイルなどと比べ運用コストが格段に低く、爆発物を積み込む必要もないため乗組員の安全確保にもつながる。海軍研究局の幹部によれば、「レーザー発射1回の費用は1ドル未満」という。