『幻の国』ニ

「幻の国」


今、イスラム国において、憎しみの対象が、爆撃を行ったと思われる国々の人やその関係国の人の首を跳ねる映像が、流されているというが、憎しみの前に、首が飛ぶというのは、かつての戦国時代の日本では当たり前のことであった。

今は、何事もなかったように、集団的自衛権などありえない、などと良心的自衛権的なたわけたことを言うものがいるが、ほんの何百年か前には、いや何万年前から自衛と戦争は当然のごとく行われていたのである。

ありえないことなど、なにもないのである。

この世には。

ありえないことが、当然のように行われてきたのである。


ありえないイスラム国。という人もいる。

どこにもないイスラム国。ともいえるが、そもそもイスラームとは設立当初から国としての機能を備えていたと言われているから、「イスラム」と名がついただけでも、「国」という幻は立ち上がってくるものなのかもしれない。


ありえない満州国。という人もいる。

どこにもない満州国。ともいえるが、満鉄もあり、お金も浴びるほどすられたのであり、映画会社まであり、まぜこぜの言語まであり、人種のるつぼでもあり、「国」という幻はたしかにそこにあったのである。




















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by akikomichi | 2014-12-01 23:07 | 詩小説 | Comments(0)