オクラホマ州で多発する地震は人の手によって誘発されていたことが判明

http://news.livedoor.com/article/detail/8623534/より

オクラホマ州で多発する地震は人の手によって誘発されていたことが判明


By European Parliament

アメリカ中南部に位置するオクラホマ州では、2011年11月にマグニチュード5.6を記録する大地震が発生しました。それまではあまり大きな地震に襲われることがなかったオクラホマ州では同時期を境に地震が多発するようになっていたのですが、その多くは廃水を地中深くの岩盤に注入するフラクチャリング(水圧破砕)と呼ばれる工法がもとで引き起こされていたものとする調査報告書が発表されました。

Controversies - U.S. Geological Survey Calls Oklahoma Quake the Largest “Human-Induced” Earthquake on Record - AllGov - News
http://www.allgov.com/news/controversies/us-geological-survey-calls-oklahoma-quake-the-largest-human-induced-earthquake-on-record-140310?news=852643

アメリカ国内を中心に水文学や地質学などの分野について調査・研究を行っているアメリカ地質調査所が発表した報告書では、人為的に岩盤に圧力をかけて破砕するフラクチャリングは、その圧力により地中にストレスがたまり、別の場所で発生した地震によって蓄積していたエネルギーを放出することでさらに大きな地震を引き起こすことが指摘されています。

オクラホマ州でのケースでは、2011年11月5日に発生したマグニチュード5の地震が引き金となり、翌日11月6日にはそれを上回る規模となるマグニチュード5.6の地震を引き起こしたと結論づけています。地震学者で調査チームの一員であるElizabeth Cochran氏は「人為的におこされた地震がその後に続く地震を誘発し、最初よりも大きな規模の地震を引き起こす可能性すらあるという観測結果は、今後のフラクチャリングによる地震発生のリスクを軽減させるうえにおいて重要な指標となるでしょう」と語っています。

以下の写真は、2011年11月5日前後の地震の分布を示したもの。マグニチュード2.2を示す赤色の丸から、マグニチュード5.6を示す紫色の丸で地震発生場所が表されています。

By kelleymcd

フラクチャリングは、地中に穴を掘り高圧の水を注入することによって岩盤を破砕する技術で、近年では地中の岩盤層からシェールガスを取り出す技術としても用いられています。用途としては地中資源を取り出す目的に加え、汚染された廃水や廃棄物を地中の安定した岩盤層に閉じ込めるために用いられることもあります。
By Department of Energy and Climate Change

フラクチャリングと地震の因果関係を指摘する調査はこれが初めてではなく、2013年にはオクラホマ大学のKatie Keranen教授がフラクチャリングによって形成された穴(坑井)と地震の因果関係を結びつける痕跡を発見したと発表しています。今回の発表では地震との因果関係をさらに踏み込んで結びつけたものとなっており、シェールガスを重要な資源の一つとして見据えているアメリカのエネルギー政策にも影響を与えることになるのかもしれません。

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by akikomichi | 2014-03-12 19:20 | 日記 | Comments(0)