リモナイト

鉄分を多く含む土「リモナイト」を放射性物質に汚染された土壌にまき、放射性セシウムから出るガンマ線を約65%遮蔽(しゃへい)することに成功したと、東京理科大などのチームが発表した。この技術が実用化されれば、汚染された土壌を除去しなくてもガンマ線による外部被ばくを防ぐことができ、校庭などへの応用が期待できるという。

 リモナイトは、国内では主に阿蘇山(熊本県)周辺で採取される。阿蘇山の噴火によって生成されたカルデラ湖内に堆積(たいせき)した土が、微生物などと反応して生成される。

 チームは、ガンマ線が鉛や厚い鉄板を透過せず、リモナイトの主成分の約70%が鉄分であることに着目。東京電力福島第1原発事故で放射性物質が飛散した茨城県稲敷市の畑1平方メートルに、リモナイトを深さ2センチ分まいたところ、地表の空間線量が60%以上低減した。

 福島県飯舘村の土壌を試料として実験したところ、ガンマ線はリモナイト中に含まれる鉄に衝突して透過しにくくなった可能性があることが分かった。矢島博文教授(環境科学)は「科学の知見で、震災の復興に貢献したい」と話す。【鳥井真平】
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by akikomichi | 2013-02-18 22:10 | 日記 | Comments(0)