地球深部探査船「ちきゅう」

海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)の地球深部探査船「ちきゅう」(約5万6700トン)が、宮城県牡鹿半島の約220キロ沖で、東日本大震災をもたらした巨大地震のメカニズムを探るため、震源掘削に向けた作業を進めている。11~13日に乗船取材した。調査は5月24日まで続く。

 地震後間もないプレート(岩板)境界の断層(海底下約850メートル)を掘り抜く世界で初めての試み。ここ数日は、強風やしけが続いたため作業が遅れ、掘削開始は今月15日ごろになる見通し。水深6910メートルの海底で最初の掘削を始め、海底下1000メートルまで掘り進める。

 船上では、技師らが海底の状態を見る水中カメラをワイヤで海中に下ろしたり、地殻の岩石の性質を分析しながら掘り進めるドリルパイプの設置準備をしたりしていた。研究者たちは断層近くに埋める温度計の点検などを行った。

 10カ国28人の研究チームを率いる共同首席研究者のジェームズ・ジロウ・モリ京都大防災研究所教授(地震学)は「地震学、地質学、海洋科学の専門家を集め、この地震で実際に何が起きたかを突き止めて社会に説明する責任がある」と語った。

 箕浦祥(みのうら・やすし)船長(52)は「掘削できる長さの限界に挑む非常に難しい作業になる。天候も悪い状況が続くが、細心の注意で成功させたい」と話した。

 掘削地点は日本海溝付近で、巨大地震の際に海底が約50メートル東にずれ動いて津波を巨大化させたと考えられる領域。掘削は2カ所。最初の穴には温度計を設置し、断層のずれで生じた摩擦熱を推定して地震時に解放されたエネルギーを試算する。近くに別の穴を掘り、海底下650~1000メートルまでの連続地層を採取し、摩擦熱で変性した断層面の岩石を直接解析する。【八田浩輔】

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by akikomichi | 2012-04-14 14:52 | 日記 | Comments(0)