5000億円超の資産は山分けへ プラチナバンド争奪の壮大な出来レース

5000億円超の資産は山分けへ プラチナバンド争奪の壮大な出来レース
2012年3月16日 09時15分



電波オークションの制度導入前にプラチナバンドの割り当てを決めてしまう総務省

「念願のプラチナバンドの認可を得ることができました。携帯事業で一番うれしい日となりました」

 ソフトバンクの孫正義社長は3月1日、記者会見でこう述べた。舞台袖にいた技術系トップの宮川潤一・ソフトバンクモバイル専務も涙ぐんでいた。

 それもそのはず。ソフトバンクの獲得したプラチナバンドとは、電波の中でも屋内に入りやすく、大人数が使えるため、つながりやすい。スマートフォンの普及でデータ通信量が急増するなか、各社はのどから手が出るほど欲しい、まさに「プラチナ」の名のつく価値の高い電波だったからだ。

 NTTドコモやKDDIと比べ、プラチナバンドを持っておらず、「つながりにくい」という経営課題を突きつけられてきたソフトバンクとすれば、まさに悲願達成だったのである。

 そもそも今回の一件は、国民の財産である電波の有効利用を狙うために、総務省が周波数再編策の一環として始めたものだ。

 ソフトバンクは応募した他の3社に比べ、プラチナバンドを持たず、既に持つ周波数帯に対し契約者の数が多いことが決め手となった。

 だがこれはあくまでも第1ラウンドに過ぎず、じつはすでに第2ラウンドの幕が開いている。

 それが700MHz帯を巡る審査だ。今回、ソフトバンクが獲得したのは900MHzで、もう一つのプラチナバンドなのだ。4月以降に応募を受けつけ、夏ごろには割り当てが決まる予定である。

 しかし、これがどうもソフトバンク以外の通信3社(NTTドコモ、KDDI、イー・アクセス)で決まりそうなのだ。

 というのも、総務省は開設指針案で「3者に割り当てる」と示し、既に割り当てが決まっているソフトバンクをあえて「劣後させる」と明示した。

 これは「より多くの事業者に電波を割り与える方が競争を促進できる」(移動通信課)といった考えに基づくもののようで、ソフトバンクも応募しない方針。つまり、700MHzに関しては、はなから残りの通信3社に与えられることが決まっているというわけだ。

 これでは、国民の財産であり、土地で言えば「銀座の一等地」に当たるプラチナバンドが、結果として既存4社に無償で「山分け」されたことに等しく、壮大な出来レースだったといっても過言ではない。

 電波行政を巡っては、3月9日、大きな岐路ともいえる電波法改正案が閣議決定され、国会に提出された。

 これは電波の割り当てにオークション制度を導入するというもの。中身はいたってシンプルで、今後、最も高い額を入札した事業者に携帯電話の電波を割り当てるとしており、早ければ13年度にも始まる。…
 背景には、これまで総務省の「さじ加減」で決まっていたものを、オークション導入によって審査の透明性を高めるとともに、電波の有効利用を図り、入札で得た資金を国の財源に当てようとの狙いもある。

 川端達夫総務相は会見で、「今までの仕組みから言えば、非常に大きな転換。極めてこの法律は意義が深い」と自画自賛するが、出来レースとあってはその言葉も空虚に響く。

 しかも700MHz帯が使えるようになるのは2015年以降。それをなぜ今、オークションを実施せずに急いで割り当てるのか明確な説明はない。

 その価値は5000億円以上ともみられている。「法案まで出ていて実施しないのは、国民の財産の食い逃げを許すようなものだ」(大阪大学の鬼木甫名誉教授)との指摘は根強い。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 小島健志)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今の時期のプラチナバンド解放は「民主党」だからと言わざるを得ない。

これは電波のみの話ではなく、脱原発政策、たとえば送電線の民間企業買い取り優遇的措置等にも、ソフトバンク等に横流しされる可能性が大きいということである。

韓国人の為の民団新聞に格安の契約金で宣伝し、一般の日本人には高い契約金を払わせているといわれているソフトバンクであるが、その不平等を是正し、払うべきプラチナバンドの5000億ほどの収益を日本人の利用者にも還元するべきである。

いつまでも不公平は通用しない。

高すぎる携帯料金の是正を。
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by akikomichi | 2012-03-16 20:58 | Comments(0)