タゴールの館にも

ひさしぶりに
もうすぐこどもがうまれるともにあう
12年前に二人で放浪したインドでのときはずいぶん過ぎたが
気ぜわしい仕事がもうすぐ一段落する中
次に向かって立ち上がろうとする時に
なぜかあわずにおれない
風の通るタゴールの館にもいっしょに来てくれたともであった
まちかどの家の夕涼みのとき
窓のない部屋で太鼓を叩いていた家族に
お茶でも飲んでいけと勧めてもらい
いっしょにとんとととんと太鼓をたたいた
あのこもったおとは忘れてはいないが
もあっとした空気がこびりついたようなあせも
砂まじりの道端で手に入れた革のサンダルも
ぶち切れるまで歩いたが
あれくらい歩いた日々はないというくらい歩いたが
時を確認する為に必要な儀式のようなものであった
そうして長々とお互いのこれまでの話をしたあと
彼女のつれあいからほのかにかおるという
おとこくささと男性ホルモンの相関性をさぐる話や
油断していると生えてくる
長く使っていない剣道の防具にはびこるという
白カビはなんとかという名前(おそらくとりこしゅーま?で略してとりことおぼえた)だとか
マイコプラズマ生体験激白など一通り話をして
彼女も又
次に向かって重い腹をもっさもっさとゆらしながら
椅子から立ち上がって
いつものように
ゆっくりとじぶんのまま歩いていた
はらにもうひとりのともがいるようなきがした
たの(も)しい限りである
こういう時がたまにはなくては生きている気がしない
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by akikomichi | 2012-01-19 20:13 | 日記 | Comments(0)