日・ASEAN、海洋安保推進…共同宣言

日・ASEAN、海洋安保推進…共同宣言



 【ヌサドゥア(インドネシア・バリ島)=今井隆】野田首相は18日、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議に出席した。

 8年ぶりの共同宣言となる「日ASEANバリ宣言」を取りまとめ、南シナ海などの領有権をめぐる中国と周辺国の対立を念頭に、海洋安全保障分野での協力を強化する考えを表明した。経済分野では、ASEAN域内での「経済共同体」の構築を後押しするため、総事業費2兆円規模のインフラ整備で協力する方針を打ち出した。

 海洋安全保障をめぐり、首相は「海洋の基本的ルールが重要だ。東アジア首脳会議(EAS)参加国の政府関係者、民間有識者が自由に意見交換できる場を設けるのが有意義だ。ASEAN各国の理解と協力を得たい」と述べ、EASへのフォーラム設置を提案した。

 外務省によると、出席者から反対意見はなかったという。首相意見に賛同したうえで、既存のASEAN海洋フォーラムなどASEANが中心の枠組みとすべきだとの声もあった。

 共同宣言には、ASEAN地域における政治、安全保障面での協力や、共同体構築に向けた協力強化など、「五つの戦略」を盛り込んだ。中国がASEANへの影響力を強め、周辺国との軋轢
あつれき
も増す中、日本政府は同地域での存在感を高めたい考えだ。

(2011年11月18日14時07分 読売新聞)
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by akikomichi | 2011-11-18 17:54 | 日記 | Comments(0)