緊急パッケージ

 [東京 24日 ロイター] 野田佳彦財務相は24日の緊急会見で、急激な円高の進行に対して「国内でやれることを総動員」したとする緊急パッケージを発表した。

 民間円資金の外貨への転換促進で為替相場の安定化などを図るため、1000億ドル規模の緊急ファシリティを創設し、外為特会のドル資金を国際協力銀行を経由して活用する。 

 野田財務相は「これにより日本企業の海外企業買収や資源エネルギー確保、中小企業輸出の促進を図り、民間資金の外貨への転換を図る」とし、「1年間の時限措置とする」ことを明らかにした。さらに為替市場のモニタリング強化のため、主要金融機関の外国為替ポジションを9月末までの期間、報告するように求める。 

  <偏った円高の動き進行、国内でやれることを総動員> 

 パッケージをまとめた理由について野田財務相は「先週末から緊張感をもってチェックしてきたが、依然偏った円高の動きが進行している状況を踏まえて、対応策を講じた」と説明した。さらにパッケージの内容について「国内でやれることを総動員するという観点からの緊急対応策であり 法改正や予算措置の必要がない、われわれの持っている資源でできることをまとめた」とした。 

 今回の措置の意図について野田財務相は、国内民間企業にドル資金を提供することで民間の動きで円安に促す措置だとの考えを示し、「公的部門を呼び水に、円滑に民間部門のM&Aや資源確保の動きを後押しできる状況を作っていきたい」と語った。 

 1年間の時限措置としたことについては「この期間が延びないようにやりたいという思いだ」とした。さらに、経済の動向によっては予算措置が必要な予備費の活用もあるとし、第3次補正予算での経済対策も状況次第で視野に入るとの考えを示した。

 また、円高がさらに進む場合にパッケージの額を増やすかどうかについて「まずは着実に(対策を)実施し、その効果を見て判断したい」と述べるにとどめた。

 金融機関に外国為替の持ち高の報告を求めることに関しては「モニタリングの強化が大事だ」としたが、その結果どうするかは出てきたものによって対応するとし、追加対応に含みを残した。 

  <米FRB議長の講演を注視、日銀とも連携して対応> 

 週末のジャクソンホールでの会議でバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が金融緩和について話をした場合の対応について聞かれ、野田財務相は「週末のバーナンキFRB議長の講演はよく把握していきたい」としたうえで、米国などの金融政策への対応について「政府として取り組まなければいけないこともある一方で、日本銀行ともしっかり連携して、金融政策を通じて日本経済、特に円高の対応をしていただく部分もあると思うので十分と連携していきたい」と語った。 

  <財政再建、先送りしていけない> 

 ムーディーズ・インベスターズ・サービスが日本国債を格下げしたことについて野田財務相は「民間格付け会社の判断に政府としてコメントは控えたい」とする一方、「震災後の国債入札はいずれも円滑に着実に消化されている。日本国債への信認は揺らいでいない」とした。

 また「財政再建は避けて通れない。一国財政主義に陥らないよう、注意深い対応が日本には必要だと思っている。先送りしていけないものは先送りしないということが第一だ」と語った。 

  (ロイターニュース  石田仁志;編集 田中志保)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


あまりに不自然な、急激な円高を止めようともしないで、決まっている(どこできまっていることか?)ことなのでと言った調子で、それを助長させるような発言さえ繰り返す学者や研究者、政治家には、かなり警戒が必要と思っている。


野田氏はまだ大丈夫か。
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by akikomichi | 2011-08-24 14:29 | 日記 | Comments(0)